森山幹事長「県連見守る」 自民・田畑氏の不適切党員登録
●県連、12日に対応まとめ 自民党の田畑裕明衆院議員(富山1区)の事務所で不適切な党員登録があった問題について、森山裕幹事長は10日、党本部で会見し、「富山県連において、さらに調整、検討を重ねた上で改めて報告するということだったので見守りたい」と述べた。県連は12日に開く常任総務会で対応をまとめる方針。 党員の処分については、党紀委員会が審査し、処分内容を決める。党紀委は幹事長の求めによって開かれるのが通例で、党関係者からは「党紀委を開くのは相当ハードルが高い」との見方が強い。 これまで森山氏は田畑氏の問題については「本人が説明している」「県連として対応してもらいたい」としており、開催には後ろ向きな姿勢をにじませている。 党関係者は「政治倫理審査会や政治資金規正法改正など重要案件も控えており、新たな火種を作りたくないというのが本音だろう」と推察した。 8日に党本部で開かれた全国幹事長会議の後、森山氏と宮本光明県連幹事長が面会し、不適切党員登録に関する経緯の報告を受けた。