準々決勝　流通経大柏対上田西　前半、流通経大柏・亀田（中央）はチーム6点目のゴールを奪う（撮影・小沢裕）

＜全国高校サッカー選手権：流通経大柏8－0上田西＞◇4日◇準々決勝◇フクアリ 　2度目の全国制覇を狙うプレミアリーグ東地区4位の流通経大柏（千葉）が8発圧勝でベスト4を決めた。榎本雅大監督が「出来過ぎ。乗ってきた感じがします」と驚く大勝だ。J2富山内定で2得点のMF亀田歩夢（3年）は「国立でサッカーできるのは楽しみ。しっかり準備して勝てたら」と準決勝へ意気込んだ。 　超攻撃スタイルのゴールラッシュで上田西（長野）を一蹴した。前半13分、50メートル走5秒9のFW山野春太（3年）がスルーパスで裏に抜けだして、3戦連発で先制。2日3回戦のプレミア王者、大津（熊本）との「V候補対決」で1ゴール1アシストし波に乗っていた。 　さらに同17分、縦パスで裏を突いて追加点を奪った。同28分にもMF亀田が精度高いコントロールショットで加点。同38分、FW山野が左クロスの折り返しをヘディングで押し込むなど、前半だけで大量6得点と圧倒した。山野、和田、亀田が2得点ずつと暴れた。後半も右CKから7点目。さらにPKで8点目。最後まで攻撃の手を緩めなかった。