高値保ち合い想定の日本株市場で「いま狙うなら」の3銘柄
8月29日の米国株市場でダウ平均株価は最高値を更新。翌30日の日経平均株価も引けにかけて買い直される展開となった(写真:ブルームバーグ)
8月30日の東京株式市場は、前日の米国株市場でダウ平均株価が反発し史上最高値を更新したことを好感し、買い先行のスタートとなった。買い一巡後は週末を控えた利益確定売りで伸び悩む場面があったが、引けにかけて買い直された。日経平均株価は前日比285円高の3万8647円と反発して引けた。 来週(9月2~6日)は、8月上旬の急落相場の後遺症はかなり沈静化し、冷静さを取り戻した動きとなりそうだ。ただ、日経平均が3万8000円台半ばまでの戻りを達成したことで、ここから上を目指すには新たな買い材料が必要となりそうだ。 9月入りで3月期決算企業の第2四半期末配当に照準を合わせた高配当利回り銘柄の物色に目が向くものの、日経平均への寄与度の高い値ガサの半導体関連銘柄の物色などは一服となりそうで、日経平均は高値圏での保ち合い推移が想定される。来週の日経平均の想定レンジは3万8200~3万8900円とする。
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冨田 康夫