源池小120年 愛唱歌完成 記念式典で披露へ 長野県松本市
松本市の源池小学校が本年度、創立120周年の記念ソング「ヒカリ」を作った。児童が歌詞に使う言葉を提案し、音楽専科の滝口久美子教諭が中心となって作詞・作曲した楽曲だ。12月6日に校内で開かれる記念式典で2部合唱を地域住民らに初披露するため、全校児童236人が熱心に練習している。 「ヒカリ」は児童が学校で過ごす日常を題材に、前向きな未来を願う内容となっている。滝口教諭が1学期に歌詞に使いたい言葉を児童から募ったところ、「ありがとう」「光」「希望」「勇気」といった温かみのある言葉が寄せられた。その言葉を歌詞の柱に据え、6年生と歌いやすさを模索して楽曲を完成させた。 11月1日の音楽会で一度披露した合唱を編曲し、柔らかく伸びやかな高音パートが特徴の2部合唱とした。5年生が高音パートを担当し、ほかの学年が歌う主旋律に添える。28日の練習で初めて全校で歌声を合わせ、高低の重なりが美しい合唱を響かせた。 記念式典実行委員長を務める6年・新堀央桔君(12)は「一度しかない120周年を、後悔なく楽しい思い出になるよう歌いたい」と話していた。滝口教諭は「校歌とは別に、行事・イベントを問わず身近な愛唱歌として歌い継いでいってほしい」と願っている。 式典では、記念ソングの2部合唱披露のほか、各学年の発表や金管バンド部による演奏、校歌斉唱が予定されている。