カザフスタンでの旅客機墜落 ロシアの地対空ミサイルが原因か
カザフスタン西部で起きたアゼルバイジャン航空の旅客機墜落で、アゼルバイジャン政府当局者は26日、ロシアの地対空ミサイルで墜落したとの見方を示した。欧州のニュース専門テレビ局「ユーロニュース」が報じた。 【別カット】墜落したアゼルバイジャン航空の旅客機 ミサイルの破片が「飛行中に機体の横で爆発し、乗客と客室乗務員に当たった」としている。 パイロットの緊急着陸要請にもかかわらず、損傷した旅客機はロシアのどの空港にも着陸できず、カスピ海を横断してカザフスタン西部アクタウへ向かうよう命じられたという。 旅客機は25日、アクタウ近郊で墜落した。カザフスタンのボズムバエフ副首相は38人が死亡したと明らかにした。生存者は29人で、11人が重傷という。 墜落原因を巡っては、エンジンに鳥が衝突する「バードストライク」などが指摘される一方、機体の状態からロシア軍による誤射との見方も浮上していた。【国本愛】