中盤の要・藤村慶太（左）とエース・小森飛絢(C)J.LEAGUE

【Jリーグ・プレビュー】明治安田J2リーグは3月16日から17日にかけて第4節が開催。白波スタジアムでは、鹿児島ユナイテッドとジェフユナイテッド千葉が対戦する。

開幕3試合を終え、1勝1分け1敗で13位の鹿児島ユナイテッドと2勝1敗で3位のジェフユナイテッド千葉が、白波スタジアムで顔を合わせる。 2019年以来、5シーズンぶりにJ2を戦う鹿児島は、開幕戦でザスパクサツ群馬と引き分けると、第2節では徳島ヴォルティスに逆転勝ち。後半途中に追い付くと、終了間際に逆転ゴールが生まれる劇的な展開でJ2復帰後初勝利を挙げた。前節はいわきFCに敗れ、今季初黒星となってしまったが、3試合を戦い、この舞台でも十分に戦える姿勢を示している。 ズルズルいかないために連敗だけは避けたい今節、相手の千葉は今季の昇格候補の一つであるが、その相手を倒すことができれば大きな自信となるはず。チーム一丸で真っ向からぶつかっていきたい。 新加入ながらボランチの定位置を確保している藤村慶太はここまでフルタイム出場を継続。広い視野と展開力を生かして、ピッチ中央からチームを司っている。今節もこの背番号6がどのくらいボールを触れるかが、一つのカギとなる。 2週間前と同じくホームで勝点3をつかみ、3連戦を気持ちよくスタートさせたい。 今季こそはJ1昇格を目指す千葉は、開幕戦こそモンテディオ山形との接戦を落としたが、その後は2連勝中。第2節で藤枝MYFCに4-0で大勝を飾り、第3節はアウェイでザスパ群馬に3-1で快勝と調子は上向きである。 やはり注目は小森飛絢。今季から10番を背負う大卒2年目のストライカーは、藤枝戦、群馬戦と2試合連続ゴール中であり、チームを勝利に導いている。もちろん狙うは3戦連発での3連勝。エースにボールを集め、勝点3をもぎ取りたい。 ホームで鹿児島が3ポイントを積み上げ上位陣に迫るか、勝てば首位浮上の可能性がある千葉が3連勝とするか。熱く5年ぶりに相まみえる両チームが熱く激しい90分を繰り広げる。