長崎ご当地アイドル「ミルクセーキ」、等身大の平和伝える使命…「笑えるのは当たり前じゃない」
メンバーや林田さんの思いは、ファンにも届いている。ライブのために毎月長崎を訪れる福岡県の男性(60歳代)は「『長崎』や『原爆』という直接的な言葉を使わず、シンプルな歌詞で普遍的なことを伝えてくれる」と曲の魅力を語る。コロナ禍の前は、ファン同士でも手をつなぐ場面が見られた。
毎年8月は「手をつなごう月間」で、曲を歌う機会を増やしている。今年は被爆80年。メンバーの香月ちはるさん(17)は「自分たちも日々学びながら、アイドル活動を通じて平和の大切さを伝えていけたらいい」と意欲を語る。