先進的な自動変速システムを持つ折り畳み式電動アシスト自転車、「ADO Air 20 Pro」が登場
ユニークな電動二輪モビリティの派生車種
2024年7月20日、株式会社ADOは革新的な機能を備える電動アシスト自転車「ADO Air 20 Pro」の予約販売を開始した。この電動アシスト自転車は、自動変速やアシストモード、エネルギーマネジメントシステムなどを搭載して、ライダーに快適で効率的な乗り心地を提供するという。 【写真】電動アシスト自転車「AIR 20 Pro」をもっと見る 2023年、ADOは「ADO Air 20 MIXBIKE」という電動モビリティをクラウドファンディングで発表し、支援金額2600万円を達成したことで話題となったブランドだ。この時は、原付タイプと電動アシスト自転車タイプの2種類を用意しており、原付タイプの「MIXBIKE Pro」は『バイクモード/アシストモード/自転車モードの3つのモードに切り替えOK』な電動原付として注目を集めた。「自転車」と「バイク」の二通りに車両区分を変えて運用できるモデルではなかったものの、手軽に使える電動モペッドとして注目されたのだ。 今回、登場したモデルは電動アシスト自転車で、効率よくトルクを発生するモーター&制御システムやメンテナンスフリーのベルトドライブシステム、さらに自動変速機構を採用しているところがユニークだ。 その内容だが、まず速度が18~19km/hに達するとモーター内蔵のギアシステムが自動的に2速に切り替わり、適切なケイデンスを維持するため、手動で変速操作をする必要がないのだという。ちなみに、アシストモードは「ECOモード」と「Sportモード」があり、それぞれのモードで3つのギアを切り替えることが可能だ。 さらにBAFANG高トルクモーターとG-DRIVE駆動システムの協調効果で、電動アシスト自転車としての効率を30%向上させて、斜面でのパワーを30%増加させるという。また、スマートエネルギーマネジメントシステムにより、エネルギーの使用を最適化する。 また、ロック可能なフロントサスペンションシステムを備え、道路状況に応じてサスペンションロックを解放することで快適なライディング体験を提供するほか、方向指示器(ウインカーシステム)を搭載している。そしてチェーンではなくカーボンベルトを採用することで、メンテンナンスフリーとのことだ。 「AIR20 PRO」は「Air 20」のアップグレードバージョンとして位置付けられ、100台限定で販売される。 【主要諸元 AIR 20 Pro】 適応身長:145cm以上 重量:18~21kg ブレーキ:前後油圧式ディスクブレーキ ギア段数:自動変速機構 バッテリー:リチウムイオン(36V・9.6Ah) モーター:250W 航続距離:100km 充電時間:4~6時間 タイヤサイズ:20インチ 車体価格:21万8000円