都知事選「暇空茜支持」表明で始まった不買運動を「怒涛のレスバ」で蹴散らした岩下の新生姜社長が激白「受注は倍増しましたが、体重が4キロ減りました」
「絶対に屈しない!」と反撃開始
だが騒動3日目、お気に入りの食堂でカツカレーを食べている時、気持ちが変わった。 「よく考えれば“暇空茜さんがんばって”と、自分の正直な応援の気持ちを出しただけのことです。何も間違っていない。後ろ暗いことなどない」 「自分と意見が違うというだけの理由の不買運動に私が折れて、自分の発言を消したり訂正したり謝罪したりしたら、彼らに成功体験を与えてしまう。自分たちだけのことでなく、社会全体の視点に立って考えたら、絶対に屈してはならないと思い始めました」 そして、断固戦う決意をXで表明したのだ。 〈最初に「不買」を扇動した著名アカウントに従ってか、リアルで関係先・取引先に苦情入れるひと、本気で迷惑です そんな動きに屈するわけないでしょ! うちがそれに屈したら、貴方達、他でもそういうことするじゃないか! 絶対に屈しない! ひまそらあかね氏を応援する理由、貴方達が作ってますよ!〉 そこから堰を切ったように反撃の投稿を連投した。 〈連中、当事者に、こういう恐怖を味わわせることで、いろんな文化を潰してきたのか。なんて卑怯なんだ。これまでターゲットにされた人々が本当に気の毒だ。こんなことはうちで最後にしてくれ〉 〈「岩下を黙らせろ」って今頃なってるんじゃないの? 岩下の新生姜への嫌がらせやめたら黙るよ。(ひまそらあかねさん、そこはごめんなさい。)でも、卑怯な嫌がらせ続ける限り、ひまそらあかねについて、口を閉ざす気はないぞ!〉 〈警察行きます。リポストしているこの人達についても〉
リベラル派の室井佑月氏までも岩下氏を擁護
それまで自社商品の宣伝投稿ばかりが目立っていた岩下氏のXは、活動家のように様変わりした。やがて一部ネットメディアが騒ぎを取り上げ始め、「岩下の新生姜」はトレンド入り。次第に風向きが変わった。 「暇空さん自身が不買運動の異常さを語って広めてくれたのが大きかった。暇空さんの支持者ではない一般の方々の間でも 、商品に原因のないのに不買運動を繰り広げる異常さを指摘する声が高まりました 」 リベラル派の室井佑月氏までも、 〈新生姜の社長への嫌がらせをする人たちを、少し引き受けたくなりました。一般の人に対し、そういうことはやめて。どう見られるかを考えて。まだ仲間だと思っている私からのお願いです〉 と岩下氏を擁護。結果、どうなったかというと、 「ありがたいことに“応援買い”をしてくれるお客様が増えて、全国のスーパーやコンビニで品切れとなっているとの情報を多数目にするようになりました。ネット通販の受注は、今週、普段の約2倍になりました」 “焼け太り”したようにも見えるが、岩下氏は「マイナスの方が大きい」と語る。 「誹謗中傷を信じたお客様の誤解による信用の棄損に加え、私だけでなく社員や取引先まで心理的な恐怖を受けましたから。恐怖心を煽って口を塞ごうとするのは、まさにテロリズムであり、今回の件は『企業テロ』の一種と受け止めている。悪質な扇動を行った投稿については弁護士や警察にも相談をしており、必要に応じて法的措置も検討しております」