名作TRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』第5版のベーシック・ルールが無料公開。プレイヤーとダンジョンマスターに向けたルールは合計185ページ、脅威の約43万字越え。ホビージャパンの協力を経て実現
6月18日、エルフやドワーフ、ドラゴンなどが登場するファンタジーの世界を舞台にしたTRPGの名作『ダンジョンズ&ドラゴンズ(以下、D&D)』の公式SNSより、公式ホームページにて『D&D』第5版のプレイヤーとダンジョンマスター(司会進行役)に向けたベーシック・ルールがPDFデータとして無料で公開された。そのほか、『D&D』の日英対訳表もテキストデータとしてダウンロードできるようになっている。 プレイヤーに向けたベーシック・ルールは全114ページのほぼ30万文字にもおよび、ウィザード、クレリック、ファイター、ローグといった基本的な職業が確認できるほか、種族はエルフ、ドワーフ、ハーフリング、ヒューマンにくわえて亜種族などを閲覧可能で、120種の呪文やキャラクターシートなどが収録されている。 なお、『D&D』第5版はHobbyJAPANにより日本語版が2022年6月まで提供され、第3版を含むウェブサイトでの公開は2023年11月に終了していた。 さらに無料公開されたダンジョン・マスター用ベーシック・ルールは全71ページの約13万7000文字が収録。プレイヤーの前に立ちはだかるモンスターやプレイヤーが操作しないキャラクターのデータや手引き、魔法のアイテムの効果やルールの実例などが記載されている。 公式サイトでは、上記のデータのほかキャラクターを作成する際にパラメーターやプロフィールなどを記載するキャラクターシート、スターターセット用のキャラクターシート、本作の体験版である『Dungeons & Dragons スターター・セット:竜たちの島ストームレック』もダウンロードできる。 『ダンジョンズ&ドラゴンズ』とは、1974年に発売されたアメリカのテーブルトップ・アールピージーだ。ルールブックを傍らに、卓上で紙とペン、そしてダイス(サイコロ)を用いてゲームが進行するアナログゲームとなっている。 プレイヤーは種族や名前、職業や出自などを設定したキャラクターを作成し、ダンジョンマスター(司会役)の進行するシナリオに沿って、何をするかを自ら選択できる。 本作は後に国産RPGの名作『ファイナルファンタジー』や『ドラゴンクエスト』などの作品群にも影響を与え、近年では『D&D』第5版の世界観を基に映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』も公開、1万7000通りものエンディングが存在すると言われるCRPG『バルダーズゲート3』も発売され、多数のゲームオブザイヤーを受賞し多くのユーザーから人気を博した。 本作の雰囲気を映像でつかみたい方は、映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』を視聴してみると良いだろう。 『D&D』第5版のプレイヤーとダンジョンマスターに向けたベーシック・ルールは公式サイトにはPDFデータとして無料で公開中だ。本作が気になった方は、ぜひ公式サイトを参照してみてほしい。
電ファミニコゲーマー:TsushimaHiro
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