【関屋記念展望】2年3カ月ぶりVで勢いに乗るプレサージュリフトが中心 トゥードジボンは重賞初V狙う
「関屋記念・G3」(11日、新潟) サマーマイルシリーズ第3戦で、プレサージュリフトが22年デイリー杯クイーンC以来の重賞制覇を狙う。前走のメイSで2年3カ月ぶりのV。太田助手は「実質トップハンデ(55・5キロ)でもしっかり勝ち切ってくれました。最近はポジションが取れるようになってきたし、しっかり脚をためて競馬ができれば」とうなずく。左回りのマイル戦は(2・1・2・0)と得意とするだけに、この好機は逃せない。 重賞初奪取を目指しているのが米子Sを制したトゥードジボン。先手を奪った時は5戦4勝。ここは同型の逃げ馬がいない顔ぶれで、再度の逃走劇を演じるシーンは十分だろう。ジュンブロッサムは水無月Sを制して待望のオープン入りを決めた。目下の勢いは侮れず、新潟も3戦3連対とコース適性の高さも推し材料となる。 東京新聞杯Vのサクラトゥジュールと、ダービー卿CTを完勝したパラレルヴィジョンの実績上位組も軽視禁物。サクラトゥジュールは折り合えるかどうか、パラレルヴィジョンは安田記念13着から立ち直っているかが好走のポイントになる。今年のアーリントンC覇者ディスペランツァ、NHKマイルC3着のロジリオンといった3歳勢の挑戦も興味深い。函館記念13着から距離短縮で反撃したいオニャンコポン、米子S2着のディオ、香港遠征帰りのサンライズロナウドも上位圏内にいる。