間違いだらけの「エアコンの節電方法」 風量設定は自動、風向き設定は水平、室外機の上に濡れタオル不要…
モデル・タレントとして活躍するユージと、フリーアナウンサーの吉田明世がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「ONE MORNING」(毎週月曜~金曜 6:00~9:00)。この記事では、6月24日(月)~6月28日(金)の放送から、ニュースを象徴する1つの数字にスポットを当てるコーナー「SUZUKI TODAY’S KEY NUMBER」で取り上げたトピックを紹介します。
◆「およそ6割」がエアコンの節電方法を誤解
ダイキン工業が2023年に実施した実態調査によると、およそ6割の人がエアコンの節電方法を誤解しているという結果に。エアコンと扇風機・サーキュレーターの併用やフィルター掃除の重要性などは認知度が高まっている一方で、エアコンの風量設定や風向き、室外機の扱いについての誤解が多かったようです。 そこで同社は、節電方法として誤解されやすいケースについて、効果的な節電方法と具体的な節電効果を検証し、発表しました。それによると、風量設定は“弱”と“自動”では、自動のほうが、消費電力量がおよそ3割少なくなるとか。そして、風向きの設定は、斜め下より水平のほうが、消費電力量がおよそ3割少なくなるそうです。また、設定温度を“1度下げる”のと風量設定を“強”にするのとでは、風量を強にするほうが消費電力量がおよそ半分になるそうです。その他、近年SNSなどで話題になっているエアコンの室外機の上に濡れタオルを置く節電ですが、濡れタオルなしのほうが、消費電力量がおよそ3割少なくなるそうです。 ユージは「今年の夏も、(エアコンの)出番が多くなりますから、どうせ使うんだったら正しい節電方法を知って賢く使いたいですよね」とうなずいていました。
◆電気・ガス料金の補助 「3ヵ月間の期間限定」で再開
岸田首相は6月22日(土)、通常国会の事実上の閉幕に合わせて首相官邸で記者会見を実施し、「酷暑乗り切り緊急支援」として8~10月の3ヵ月、電気・ガス料金の補助をおこなうと表明しました。 ユージは、「物価高も続くなか、これからの暑い季節、電気料金とガス料金の補助の復活はありがたい」としつつも、「『酷暑乗り切り緊急支援』というわりには、酷暑になる7月が入っていない。10月よりも7月のほうが必要なんじゃないかという声もあるし、急な補助金や給付は、ちょっと付け焼き刃的な印象もあります」と指摘。 さらに「後々に(増税などの形で)返ってこないと良いなって。結局は、(別の形で)払わなきゃいけないんだったら、そういうことじゃない方法で政策してもらえたらうれしいんだけどね」と雑感を述べていました。