海の幸や花火楽しむ 羅臼で産業祭、イクラ丼無料配布盛況
北海道の羅臼漁協、町商工会、観光協会などが共催する新たな産業祭「羅(ら)・来(ら)・楽(ら)」が28日、羅臼漁港特設会場で始まった。町産の海の幸と網焼き台が設置され、会場一帯は海産物の香ばしい香りであふれていた。29日まで。 同イベントは、担い手不足などの問題から、かつての「漁火まつり」と「知床開き」とを合体して、新しく誕生した。第1回のセレモニーで湊屋稔町長は「多くの人の協力を得て開催できた。羅臼に来て、楽しんでもらいたい」とあいさつ。陸上自衛隊第5音楽隊の演奏と羅臼高校生のよさこい踊りで会場を盛り上げた。 1日600食限定のイクラ丼の無料配布はわずか10分で整理券が配布終了するほど盛況。漁火祭りから続く綱引き大会も開催されたほか、夜には花火大会が行われ、約3000発の花火が打ち上げられ、羅臼の夜空を彩った。 29日は午前9時から始まり、イクラ丼の無料配布は同10時から。同10時15分から小中学生対象の秋サケのつかみ取り大会や、正午からはビューティーこくぶさんのものまねショーや、今年デビュー60周年を迎えた加藤登紀子さんのコンサートが行われる。
釧路新聞