「ガットフレイル」認証マークに11社が参画 胃腸からウェルビーイング、元サッカー日本代表・鈴木啓太さんやフリーアナの森香澄さんも注目
他にも、スマホのマイクをおなかにあてて「腸音」を解析し、腸の状態を把握しながら記録をつけられる腸活アプリ「腸note」を開発したサントリーグローバルイノベーションセンター、発酵性食物繊維に着目した食品ブランド「Fibee(ファイビー)」を展開するMizkan、自宅でできる腸内フローラ検査キットを通じて専門家が一人ひとりに最適な腸活を提案するサイキンソーなど、認証を取得した各社がそれぞれの取り組みを紹介しました(認証企業一覧はこちら https://jgfc.jp/certification/)。
森香澄さん「無理せずできることを日常に」
その後、フリーアナウンサーの森香澄さんが登壇し、普段の腸活習慣について内藤教授と語り合いました。森さんは学生時代、ストレスなどでお腹の調子が乱れやすい症状に悩んだことをきっかけに腸活に取り組むようになり、朝に白湯を飲んだり、定期的な運動習慣を保ったりすることを今も心がけていると話しました。 一方で、旅行中などは同じリズムで行動できないため、胃腸の状態も乱れてしまうという悩みを内藤教授に相談。 内藤教授は、「普段とは異なる状況で一時的に状態が悪くなっても、日常に戻ると自然に元の調子に戻っていくので、そんなに気にしなくても大丈夫です」と答えたうえで、胃腸の健康につながる様々な習慣をアドバイスしました。
森さんに一番手軽に取り入れられる腸活の方法を聞かれると、内藤教授は「寝ること」と即答。特に腸の活動にはサイクルがあるため、寝る3時間前からは食事を取らないようにすることで、腸が休んでいる状態で睡眠に入るのが効果的だと説明しました。 また水を沸かせた白湯(さゆ)をよく飲んでいると話す森さんに、「煮沸させたあと40度くらいの温度で飲むと、ちょうどお腹が温まって活性化し、次に食事が入ってくる準備ができる。特に朝に良い習慣です」と語りました。 森さんは「自分で調べて取り組んでいたつもりでも、思い込みや偏りもあったことがわかり勉強になった。無理して取り組もうとすると、それが逆にストレスになってしまうこともあるので、日常のなかで、無理なくできることを取り組んでいきたい」と話しました。 日本ガットフレイル会議は認証マークについて「商品の効果効能や安全性を保障するものではなく、ガットフレイルの普及活動を通じて健康促進をめざす企業の取り組みを示すマークとしており、適切な管理をしながら認証を広げていく」としています。