デイトレや先物取引はなぜNG? 億り人投資家が指南する“めんどうくさがりやの人がやってはいけない投資”「プロと同じ土俵に上がるのはやめておきましょう」
私のように鈍くさい人やめんどうくさがりな人は、レバレッジ投資はNG、先物取引も、信用取引も、フルインベストメント【*】も、FXも、短期売買やデイトレも、仮想通貨もぜんぶNGです。 【*注:フルインベストメント/現金などの安全資産をほとんど持たず、手持資金を全額に近い状態で有価証券に投資することをいいます。大きなリターンを獲得できることがある一方、想定以上に資産を棄損することがあります】 デイトレードをするには、常にマーケットに張り付く必要があります。会社員をしながらではまず無理でしょう。仮に、張り付く時間を作れたとしても、株価の動きを正確に予想して、勝ち続けることは並大抵の能力・努力では無理です。 ごく一部の優れた能力があり、かつ時間もある人のみができる技と考えていいでしょう。 現在はFIREして会社員時代よりは時間があるとはいえ、介護や家事に時間を必要としますし、超・鈍くさい私にはもちろん無理です。 ゼロサムゲームや、レバレッジ、先物取引といった「期限の決まったもの」には近寄ってはいけません。
「ぐうたら投資」は日常生活を優先、リソースを無駄にしない
一方、私が提唱する「ぐうたら投資」とは、いったん買ったらほぼ放置する方法です。あとは時間(年月)と複利(つまり配当金再投資)を味方に付けて長期で投資するだけ。だから「ぐうたら」でも安心なんです。 他にもメリットがあります。 ●【メリット1】経済指標はチェックしなくていい たくさんある各種経済指標も、為替レートも、景気循環も、金利も関係なく、企業の四半期決算も関係なく、それらを予想する必要がなく、チェックすらする必要もなく、タイミングを計って売買する必要もありません。さらには、チャートに張り付く必要もありません。 プロを相手に戦わない、誰とも富を奪い合わない。 だから、初めからスルーするのです。 「ぐうたら投資」は日常生活を優先、リソースを無駄に使いません(会社四季報は自分が必要とするページのみ絞って読むだけで良いと思います)。 ●【メリット2】株式の入れ替えは不要 投資の成績は景気に左右される要素が小さくありません。景気の良し悪しによって、業種により強い・弱いがあります。しかし「ぐうたら投資」は、景気循環に合わせて保有する株式を入れ替えることもしません。 それを理論でわかっていても、実際に保有する株式を入れ替えすることは簡単ではありません。また売買には手数料が掛かりますし(最近は売買手数料が無料のネット証券もありますが)、時間も取られます。そんなこととは無縁に、ぐうたら、のんびりいきましょう。