【フィギュア】山本草太4位発進も「悔しがる権利はない」フリーでの巻き返しへ「追い上げるだけ」
<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第5戦フィンランド大会>◇15日◇ヘルシンキ◇男子ショートプログラム(SP) 【ヘルシンキ=竹本穂乃加】GPシリーズ第2戦スケートカナダ4位の山本草太(24=中京大)は、82・43点で4位発進となった。 「体が震えた」という緊張感の中、冒頭の4回転-3回転の連続トーループで2・17点のGOE(出来栄え点)を記録する快調な滑り出しを見せたものの、4回転サルコーで着氷乱れ。最後のトリプルアクセル(3回転半)も転倒と、立て直すことはできなかった。 それでも「こっちに来てからアクセルでミスが出てしまっていたので、悔しがる権利はない」と冷静に分析。ステップシークエンスやスピンで最高のレベル4を獲得し「悪い感覚ではなかった。前回のスケカナよりしっかり意識して練習してきたことは出せた」と手応えも口にした。 巻き返しを期すフリーは16日に行われる。前回失敗した後半の4回転トーループを重点的に練習してきたといい「ショートの点差的にも追い上げるだけだと思う。本当に1つ1つ目の前に集中してしっかり頑張っていけたら」と切り替えていた。