大阪府内60代女性 8250万円の高額詐欺被害に…
「携帯電話が犯罪に使われている」などといううその電話で、大阪府内に住む60歳代の女性が現金合計8250万円をだまし取られました。 警察によりますと、2024年1月中旬、大阪府内で一人暮らしをする60代の女性の自宅の固定電話に、男から「あなたの携帯電話が犯罪に使われている」などと電話がありました。 その後、警察官や検事を名乗る男から「あなたの身の潔白を証明するためにも資産を調べないといけない。潔白が証明できなければ口座を凍結する」などと連絡がありました。 話を信じた女性は男の指示に従い、2月から3月にかけて、9回にわたって少なくとも8250万円を暗号資産口座に振り込んだということです。男は女性にSNSの画面共有機能を使って暗号資産口座を開設させており、IDやパスワードは男の指示通りに設定していました。 4月下旬、男と連絡が取れなくなり、不審に思った女性が警察に相談し被害が発覚しました。警察によりますと、把握している他にも女性が振り込みをした可能性があるということで、被害額は1億円に上ると見られています。
TVOテレビ大阪