【速報】倒壊の危険がある「特定空き家」を代執行で解体へ 大阪・堺市で初 費用は300万円以上か
堺市は、柱などの腐食が進み倒壊の危険がある空き家について、代執行による解体作業を始めました。 代執行の対象となったのは、堺市北区大豆塚町にある木造2階建ての住宅です。 堺市によりますと2018年9月、台風21号の影響で建物の屋根や外壁の一部が壊れていると近隣住民から通報を受けました。翌年、放置を続ければ倒壊のおそれがあり危険だとして、「特定空き家」に位置づけたということです。 堺市には現在、特定空き家が11件あり、うち8件は持ち主などによって解体されています。今回の建物は所有者が数十人いる上に、一部の人は探しても見つからず、所有者を確定することが難しいと判断したため、「所有者不明」として堺市で初めての特定空き家の代執行に踏み切ったということです。 今回は建物の損傷が激しく危険度が高いため、2024年度予算で確保していた320万円よりも高くなる見込みです。 作業は5月いっぱい続く予定です。