北照がサッカーのプリンスリーグ北海道に今季初参戦…DF山崎亘陽主将「全員攻撃、全員守備で残留を狙う」
サッカーのプリンスリーグ北海道は13日、8チームが参加し、札幌市などで開幕する。昨年のプレーオフを勝ち抜いた北照が今季初参戦する。全国大会出場経験は、2016年の高校総体のみ。道内のトップレベルが集まる激戦へ、DF山崎亘陽主将(3年)は「全員攻撃、全員守備で残留を狙っていきたい」と目標を掲げた。 専用グラウンドがなく、体育館のほか小樽から札幌まで1時間かけてバスで通うなどして練習する。それでも山崎主将は「色々なピッチでやった方が、どんな状況にも対応できる」と前向きに捉える。 “環境のハンデ”は、16年秋に就任した武藤崇志監督(39)の教えで補う。06年の全国選手権準Vの作陽(岡山)や、J2岡山でコーチ経験もある同監督の教えの根幹は「サッカーは首から上でやるスポーツ」。技術を磨くだけでなく、相手が嫌がることを瞬時に判断し、考えてプレーする意識を植え付けてきた。 武藤監督は「受け身にならないアクションサッカー」を推し進めてきた。その形は、初参戦の同リーグ戦でも継続する。「最初は我慢しながらになるとは思うが、負けにいくつもりなどない」と指揮官。真っ向勝負を挑んで得た経験は、部員41人の成長へとつなげる。 ◆2024年のU―18プリンスリーグ北海道 昨年優勝の北海、U―18プレミアリーグイーストから降格した旭川実のほか、昨季残留した札幌U―18、札幌大谷、駒大苫小牧、道大谷室蘭、札幌創成に、北照を加えた8チームで戦う。試合はホーム&アウェー方式による2回戦総当たり。優勝チームはプレミアリーグプレーオフへの出場権が得られ、下位2チームは今季から創設された北海道FAリーグ(プリンス2部)へ降格となる。
報知新聞社