ファストフレンド死す 31歳、ダート交流交流競走で活躍
2000年の帝王賞、東京大賞典を勝つなどダート交流競走で活躍したファストフレンド(父アイネスフウジン、母ザラストワード、牝)が11日、生まれ故郷の北海道門別町の中前牧場で息を引き取った。31歳だった。 97年5月に美浦・高市圭二厩舎からデビュー。3戦目に初勝利を挙げ、ダートで実績を積み重ねて、99年船橋のマリーンCで重賞初制覇。蛯名正義騎手とのコンビで00年の帝王賞、東京大賞典を優勝するなど、重賞9勝を挙げた。現役引退後は、中前牧場、ノーザンファームで繁殖生活を送った。産駒のフォーティファイドは大井で金盃、大井記念を勝った。 ◆中前牧場の中前二郎代表「繁殖生活を引退後はリードホースを務めるなど、牧場で元気に暮らしていました。年明けの6日から体調を崩すようになってからは、さまざまな治療を施してきましたが、老衰による心不全から11日に天国へと旅立ちました。応援していただいたファンの皆様と、牧場に戻ってきてからもさまざまなサポートをしていただいた関係者の皆様には、厚く御礼を申し上げます」