聖光学院が7年ぶり優勝 秋季高校野球東北大会決勝
高校野球の秋季東北大会は20日、福島県いわき市のヨークいわきスタジアムで決勝があり、聖光学院(福島1位)が青森山田(青森1位)を3―2で降し、7年ぶり2回目の優勝を果たした。 聖光学院は東京・神宮球場で11月20日に開幕する明治神宮大会に出場する。 秋季大会の結果は、来春の選抜大会の出場校を選考する際の資料となる。東北地区の一般選考枠は3。【牧野大輔】 ◇聖光学院・斎藤智也監督 (東北地区の)力関係で言えば仙台育英、青森山田が抜けている。今日は粘り勝ちしかないなと思った。 <前年王者との決勝戦を制し> 相手のミスに乗じたところもあったが、点を取られた後にすぐ取り返せたり、(中盤は)点が取れなくて相手に流れが行きそうなところで投手が踏ん張ってくれたりして、流れを渡さなかったのが大きい。 <7年ぶりの明治神宮大会へ> 甲子園と違って、全国で勝ったレベルの高い9チームが出てくる。まだ(明治神宮大会では)勝利したことがないので、もう一つ高いハードルを越えられるように練習していく。 ◇青森山田・兜森崇朗監督 夏の大会から間もない中、新チームでここまで来られたのは選手たちがよく頑張ったと思う。だが(バント処理など)細かい部分のミスがあり、見直すべき部分が浮き彫りになった。 <3投手の継投策で勝ち上がってきた。この日は3失点> 3点に抑えたのはよく踏ん張ったと思う。だが取り切れるアウトを取れないなど、守備のミスが痛かった。 この負けは一冬越える上では重要な敗戦になったと思う。ここでいったん一区切り。レギュラーもいったん白紙にしてやり直していくしかないと思う。