【東京ジャンプS】ジューンベロシティが競り合い制し連覇達成! 高田潤騎手「最後まで集中力を切らさずに走ってくれました」
6月22日の東京8Rで行われた第26回東京ジャンプステークス(3歳以上障害オープン、J・GⅢ、芝3110メートル、別定、14頭立て、1着賞金=2900万円)は、高田潤騎手の2番人気ジューンベロシティ(牡6歳、栗東・武英智厩舎)がハナに立つと終始カラ馬に絡まれながらも安定した飛越を見せ、最後の直線ではロスコフ(6番人気)との競り合いをクビ差制してレース史上初の連覇を達成した。高田潤騎手は2016年阪神ジャンプS(ニホンピロバロン)以来、約8年ぶりの重賞制覇。タイムは3分26秒5(稍重)。 2着からさらに5馬身遅れた3着にヴェイルネビュラ(5番人気)が入り、ホッコーメヴィウス(4番人気)は競走中止となった。なお、1番人気のオールザワールドは7着に敗れた。 東京ジャンプSを勝ったジューンベロシティは、父ロードカナロア、母アドマイヤサブリナ、母の父シンボリクリスエスという血統。北海道浦河町・ヒダカフアームの生産馬で、馬主は吉川潤氏。通算成績は34戦7勝(うち障害12戦5勝)。重賞は23年東京ジャンプS(J・GⅢ)、阪神ジャンプS(J・GⅢ)に次いで3勝目。武英智調教師は23年ジューンベロシティに次いで東京ジャンプS2勝目、高田潤騎手は01年ギフテッドクラウン(当時の名称は東京オータムジャンプ)、15年オースミムーンに次いで3勝目。 ◆高田潤騎手(1着 ジューンベロシティ)「前の馬が落馬したことで思っていた形ではなく、その後にもカラ馬に絡まれてかなり厳しい競馬に。正面の連続障害で息を入れたかったけど、ずっとプレッシャーをかけられてしまって…。それでも最後まで集中力を切らさずに走ってくれました。本当に馬には感謝の気持ちでいっぱいです」