「クラスターの場に行かない」「マスク・手洗い」 専門家会議、求められる「2つの肝」
新型コロナウイルス対策を検討する政府の専門家会議が14日、開かれた。同日夜の記者会見で、副座長の尾身茂氏(地域医療機能推進機構・理事長)は、39の県が緊急事態宣言を解除されたことに触れ「対策を緩和すると再燃する可能性がある。重要なことは社会経済活動の再開を急にやるのではなく、徐々に段階的にやること」と述べた。 【会見ノーカット】政府の専門家会議が会見 「緊急事態宣言」解除の基準は?
また、今回の新型コロナウイルス感染のまん延から日本が学んだことは以下の2点であると指摘。 1)感染のリスクが高い場所がどこなのかはっきりと確認されてきた 2)基本的な感染対策、身体的距離をとる、マスク、手洗い
尾身氏は、「当たり前のことが感染防御に役立つ。これからの肝は、感染が拡大する場、クラスターの場を徹底的に回避する(こと)。基本的な感染対策を徹底し、2つの肝を押さえつつ、社会経済活動を再開するというメリハリの付いた対策がこれから求められる」と話した。