【多摩川ボート G1ウェイキーカップ】初出走から19年で当地初優出 平本真之 「ついにやりました!」
ボートレース多摩川のG1「ウェイキーカップ開設70周年記念」は4日、10~12Rで準優勝戦が行われた。この3レースで2着以内に入った6選手により、5日の最終日12Rで優勝戦が争われる。 多摩川初出走から19年4カ月。平本真之(40=愛知)が初めて当地の優勝戦に駒を進めた。準優勝戦11Rは3号艇の下出卓矢がダッシュを選択したためカド発進にならなかったが、枠なりの4コースから外を握って単独2番手に浮上。2コーナーでも全速ターンを繰り出し、後続を突き放して2着に入った。 ピットに引き揚げると「ついにやりました!」とガッツポーズ。続けて「G1に関係なく、多摩川で優勝戦に乗れたことが凄くうれしい。SG優出並み」と喜びを爆発させた。 舟足は「いいと言えるところはなくて中堅」と水準レベルの仕上がりだが、苦手にしていた多摩川水面は克服しつつある。「体が勝手に反応してくれるので迷いなく走れている」。5号艇で出走する優勝戦。一気に多摩川G1初制覇まで達成しても不思議はない。