ラミドとのスパーリングを開始した井上（写真は8月の公開練習）

　12月24日（火）東京・有明アリーナにて、スーパーバンタム級の4団体統防衛戦を行う井上尚弥（31=大橋）のスパーリング中の写真が、今月21日に所属ジムの大橋秀行会長のブログにてアップされた。 　井上は既にメキシコからのスパーリングパートナーと練習しており、今回の写真では昨年も呼び寄せた元全米アマ王者ジャフェスリー・ラミド（24=米国）とのスパーリングの様子だと思われる。 【フォト＆動画】井上とラミドのスパーリングの様子、ラミドが怒涛の連打でKOする瞬間も 　井上は今回、IBF＆WBO世界同級1位サム・グッドマン（オーストラリア）を挑戦者に迎え、今月7日から2人のメキシコ人ファイターとスパーリングを開始している。 　1人はフェザー級で21勝（9KO）3敗のブランドン・レオン。もう1人はWBOとIBFの世界ランカーで、17勝無敗（16KO）のセバスティアン・エルナンデスだ。 　そして今回の写真に写っている3人目のスパーリングパートナーは元全米アマ王者ジャフェスリー・ラミドだ。ラミドはワシル・ロマチェンコの練習パートナーとしても知られている。23年4月には元IBF世界スーパーバンタム級王者・岩佐亮佑と対戦し、判定で勝利している実力者だ。その年の10月には井上が勝利しているTJ・ドヘニーにTKO負けを喫し、プロ初黒星となった。 　しかし、今年6月にはライアン・リー・アレンと対戦し、判定で勝利を収め、再起を果たした。 　ブログで大橋会長は「スパーリングを5R行いました。メキシコ選手2人とも濃厚なスパーリングを行ってます。素晴らしい内容です！」と井上のスパーリングから成長を実感しているようだ。 　防衛戦まで約1カ月となったが、井上がどのような試合を見せてくれるのかに期待したい。