家族で温泉旅行に行くことを考えたら…自宅ジャグジーは「贅沢品」ではなく、リーズナブルな日用品
---------- 人生でいちばん高価な買い物、マイホームをせっかく建てたのに、「こんなはずじゃなかった」と後悔する人があまりに多いのはなぜなのか? 気鋭の建築家・内山里江氏は言います。 「日本人が家づくりに失敗する最大の理由は、たとえば『家は南向きじゃなきゃダメ』とか『窓は大きいほうがいい』といった『間違った常識』によるものです。私は本書でそうした間違った常識をすべてひっくり返します」 内山氏の最新刊『家は南向きじゃなくていい』から、間違いだらけの家づくりをしないための方法を連載形式でお届けします。 ---------- 「夢のまた夢」だと思われた“ジャグジー”の使い道は無限大!
「夢のまた夢」は本当か
テラスに14畳以上のスペースを割く余裕があれば、ぜひおすすめしたいのが「ジャグジー(ジェットバス)」です。 「ジャグジー!? 何を言っているの!? そんな贅沢なこと、できるわけないでしょ」という声が聞こえてきそうです。いえいえ、セレブのおうちの話をしているわけではありません。 実は、一般の住宅のテラスにジャグジーを付けることは決して夢ではありません。コスト面も、決して目玉が飛び出るような額ではありません。ジャグジーの浴槽そのものと、周囲の囲み、そして浴槽に上がっていくステップなどを含めてだいたい100万円くらいです。どうでしょう、意外と現実的ではないでしょうか?
家族で温泉施設に行ったら……
「でも、お湯代とかがかかるでしょ」と思う人もいらっしゃるでしょう。たしかに、水道代とお湯をわかすガス代や電気代とで、通常のお風呂の2回分くらいはかかります。でも、毎日のことではありません。稀に「毎日使っている」とおっしゃるほどジャグジーを愛用される人もいらっしゃいますが、たいていは週末に使うことが多いそうです。 また、半屋外で広いお風呂、しかもジャグジーに入るなんて、外で体験するとしたらいったいいくらかかるでしょうか? 家族みんなでスパや温泉施設に行くと、けっこうなお金がかかります。車に乗って行けばガソリン代や高速代だってかかります。それに比べれば、自宅ジャグジーはかなりリーズナブルです。 続きは<「夢のまた夢」だと思われた“ジャグジー”の使い道は無限大! 戸建てならではの楽しみを徹底解説! >で公開中です
内山 里江(一級建築士 株式会社コモドデザイン代表)