「北九州市」飛翔のカギとなるか “悲願”の空港滑走路「延伸」決定の理由 新市長就任から1年 福岡
流通関係者「かなり期待」
滑走路の延伸工事は去年12月に着工し、供用開始は2027年8月の予定です。貨物専用機の就航も決まっている北九州空港。滑走路延伸に期待の声も上がっています。北九州空港に隣接する倉庫に、輸出する半導体関連の貨物約500トンを梱包して保管している物流業者。滑走路の3000メートル延伸で貨物専用機が多く就航し、「取り扱う貨物の量は増える」と期待しています。 福岡トランス 小海衛常務「24間空港というのも珍しいし、北九州市は非常に航空・海上・鉄道とコンパクトにまとまった街なので、使い勝手は当然いいと思います。そういう意味ではかなり期待しています」
アクセス強化でバス増便へ
一方で、改善すべき課題がアクセスの問題です。 北九州市民「便も少ないと聞くので、そこまで北九州空港ではなくても。小倉まで出るのもちょっと距離があるので、そこを考えると北九州空港じゃなくてもいいかな」 「(バスが)集中することがある。乗る時間で増えればいいかな」 新年度予算案に、北九州空港と最寄りの朽網駅や小倉駅をつなぐエアポートバスを増便する費用などを盛り込んだ武内市長。空港へのアクセス強化などに「スピード感を持って取り組む」としています。 北九州市 武内和久市長「北九州空港という宝を存分に生かしていく。そのためにアクセスの強化、空港島・空港施設の機能強化、路線の誘致、この3本柱で進めていきたいと思います」 「稼げるまち」の実現に向けて突き進む武内市長が、北九州市を再び飛躍させることができるのか。北九州空港を活用できるかが、そのカギの一つとなりそうです。