「ゼンゼロ」ニコに扮するレイヤーのこだわり「手書きで仕上げたスーツケースの模様を見てほしい」<ワンフェス2024[夏]>
漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、今や日本が誇る文化として、海外でも広く親しまれているコスプレ。7月28日には、世界最大規模のガレージキットの祭典として知られるイベントの最新回「ワンダーフェスティバル2024[夏]」(ワンフェス)が千葉・幕張メッセにて開催され、大勢のサブカルファンが来場。ホール内はもちろん、屋外に設けられたコスプレエリアも終日、大盛り上がりとなっていた。 【写真】「アズールレーン」チェシャーのコスプレを披露した架夷さん WEBザテレビジョンでは、そんな「ワンフェス」を彩ったコスプレイヤーたちにインタビューを実施。それぞれの「コスプレに対するこだわり」などを話してもらった。 ■「ワンフェス2024[夏]」を彩ったコスプレイヤーたちのこだわりとは? ■「ゼンレスゾーンゼロ」ニコ・デマラ/giRiさん ニコのメークでは“目力の強さ”と“かわいらしさ”を両立させたくて。部分まつ毛を目尻側に使用することで、そうした雰囲気を表現してみました。こちらのコスプレは別のイベントでも挑戦したことがあるんですけど、今回はスーツケースをより大きいサイズに新調していて。スーツケースに座るポーズも再現できるようになっています。手書きで仕上げたケースの模様にも注目してもらえるとうれしいです。 ■「アズールレーン」チェシャー/架夷さん なかなか予定の調整ができず、「ワンフェス」開催の2日前に“参加可能”となったのですが、そこから衣装を制作し始めたので、かなり慌ただしくなりました。こちらはチェシャーの“音楽絢爛ケットシー”という衣装なんですけど、特にこだわったのは自作で用意したスタンドマイクの造形です。塩ビパイプとライオンボード、針金、100円ショップで売っているスマホスタンドを組み合わせて作成しました。それともう一点、チェシャーはネコっぽい口元が特徴的なキャラなのですが、それを再現するのがなかなか難しくて…。鏡を見ながら何度も練習してきたので、少しでも雰囲気を再現できていたら幸いです。 ■「ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~」ライザリン・シュタウト/Ellyさん こだわったのはライザのシルエットをリアルに再現することです。アニメ版を参考にしながら、衣装の色味やサイズ感を調整して。腰のポーションも絵の具を薄めて作ったものになります。 ■「ワンフェス2025[冬]」は2025年2月に開催 「ワンフェス」とは、プロ・アマチュアを問わず、誰でもフィギュアや模型といった造形物を出展・販売できる催しとして、多くのサブカルファンから親しまれている大型イベント。毎年2月と7月に開催され、その都度、異なるテーマを打ち出しているが、この度の「ワンフェス2024[夏]」ではゴジラ誕生70周年記念として、特別ブース“東宝特撮ワンフェス”を展開。ゴジラをはじめ、さまざまな東宝怪獣やメカに関連した展示であったり、会場限定商品の販売が行われ、好評を博していた。 こうして大盛況のうちに終了した「ワンフェス2024[夏]」に続き、2025年2月9日(日)には「ワンフェス2025[冬]」の開催が決定。もちろんそれまでの期間にも、コスプレが楽しめる大型イベントは全国で多数開催予定で、いずれも盛り上がることが予想される。 はたしてこれらのイベントでは、どのような漫画、アニメ、ゲーム、特撮などのコスプレに人気が集中するのか? 今のうちからトレンドを分析しておき、会場で答え合わせをするのも面白そうだ。 ◆取材・文=ソムタム田井