《追悼》中山美穂さんが生前に月1回通った“第2の実家” 焼肉店オーナーが明かす「お気に入りの指定席」「飾らない素顔」
12月6日、歌手で俳優の中山美穂さんが都内の自宅で亡くなっていたことが報じられた。54歳という若さだった。 【写真】色紙にパンフレット、アクスターー中山さんのサイン入りグッズが置かれたガラスケース 必ず中山さんが座った”指定席”
突然の訃報に日本中から悲しみの声が寄せられている。『ツイてるねノッてるね』『WAKU WAKUさせて』『You’re My Only Shinin’Star』などのヒット曲で人気だった中山さん。主演した映画『Love Letter』(1995年)が好評を博した中国でも訃報は伝えられ、現地SNS・Weiboでも検索ワードが一番目になるなど。 中山さんはこの日、自身のホームページで「【重要】12月6日(金)「Miho Nakayama Christmas Concert 2024 in Billboard Live」公演中止のお知らせ」として更新。体調不良でコンサートを中止することを発表していたばかりだった。 俳優としても歌手としても輝かしい実績を持つ中山さん。意外にもプライベートの素顔は気さくで、若者が集まる笹塚や三軒茶屋などの居酒屋で、仕事仲間や友人らと酒を酌み交わすことが多かったという。交流がある中堅芸人が語る。
写真撮影にも応じ「SNSには加工してからあげてね」
「中山さんは誰にでも分け隔てなく接してくれる人でした。僕にとっても憧れの人だったので、数年前、はじめて食事をした時に『ミポリンのファンでした』と伝えたら、『やだ、もうそんな歳じゃないんだから(笑)。でもありがとう』なんて言ってくれて。 ほかのお客さんが中山さんに気づいた時も写真撮影や握手に嫌な顔ひとつしなかった。写真については『SNSには加工してからあげてね(笑)』なんて言っていました。いつも笑顔で、優しい。姉みたいな存在でした」 中山さんにとって“第2の実家”ともいえる飲食店がある。多彩なゲストが食の思い出を語るトークバラエティ番組『人生最高レストラン』(TBS系)など、メディアでたびたび紹介していた渋谷区笹塚の焼肉店「にくる」だ。NEWSポストセブンの取材班が同店を訪れると、店長・伊藤信太郎さんが苦しい胸の内を明かした。 「本当に驚いていて……知り合いから連絡が入って。正直、仕事が手につかないのが本音です。美穂さんはオープン当初から来ていただいて、ライブや舞台も拝見させていただいていたので……最後にいらっしゃったのは3カ月前、秋口頃だったと思います。いつも事務所の方や妹さんの忍さん、バンドのメンバーといらっしゃって、元気なまとめ役という感じでした」