【レビュー】ウェルター級のコナー・ベン、ピーター・ドブソンを制し判定勝利 | ボクシング
ウェルター級のコナー・ベンがピーター・ドブソンとノンタイトル12回戦で対戦した。試合は予想外に最終ラウンドまでもつれこんだ。
日本時間2月4日、コナー・ベンとピーター・ドブソンが、ネバダ州ラスベガスでウェルター級12回戦で対戦した。ベンが判定(3-0)で勝利を手にした。 ベンは昨年9月のロドルフォ・オロスコ戦以来、約11ヶ月のブランクを経て待望の復帰を果たした。22年にクリス・ユーバンクJrとの試合を前に任意のドーピング検査でベンの検体から陽性反応が出たため、試合は急遽キャンセルとなった。その後ベンはWBCのランキングには復帰したが、現在も英国ボクシング管理委員会(BBBofC)の認定は受けておらず、英国で試合をすることができない状態が続いている。 ドブソンとの試合はベン自身も含めて多くの予想を裏切る結果となった。KO勝利予想が優勢であったが、ベンの強打を恐れず反撃したドブソンが奮闘し、判定までつれる結果となった。判定でジャッジは全員ベンを支持。1人は10点差をつける大差となった。 「リングに上がる男全てに敬意を払うが、ある男に関しては全く別だ」ベンは勝利の余韻に浸りながらも、対戦相手の態度に言及。ドブソンは試合前にベンを「ボンクラのガキ」「どうやって俺に勝てるというのか」などと自信満々に罵倒しており、これに対する苛立ちを隠さなかった。 マッチルームの会長兼プロモーターを務めるエディー・ハーン氏は試合後、ベンとユーバンクJrの対戦を依然希望しているが、まだ正式な契約には至っていないとコメントした。ベンはユーバンクJrに対して「アイツは臆病者だ」と悠然と挑発を繰り返した。 なお、この試合で初めて12回戦契約で戦ったドブソンだったが、プロ初の敗戦を味わうこととなった。戦績を16勝1敗としている。ベンは23勝0敗とし、無敗を維持した。
A.K Jones