門脇麦が見た台湾映画の魅力 出演作『オールド・フォックス 11歳の選択』シャオ・ヤーチュエン監督と語る
【Profile】
シャオ・ヤーチュエン(蕭雅全) HSIAO Ya-chuan 1967年生まれ。国立芸術学院在学中より精力的に制作を始める。98年、ホウ・シャオシェン監督『フラワーズ・オブ・シャンハイ』で助監督を務める。00年に長編映画初監督作品『Mirror Image』で第54回カンヌ国際映画祭監督週間に参加、第3回台北映画祭で最優秀映画賞、新人監督賞、第19回トリノ映画祭新人監督賞など多数受賞。10年に2作目となる『第36個故事』で第12回台北映画祭観客賞、第47回金馬奨の最優秀映画音楽賞を受賞する。18年に監督した『Father to Son』は第20回台北映画祭のオープニングを飾り、最優秀監督賞を受賞。長編4作目となる本作で第60回金馬奨の最優秀監督賞に輝いた。 門脇 麦 KADOWAKI Mugi 1992年生まれ。2011年、TVドラマ「美咲ナンバーワン!!」(NTV)でデビュー。14年に出演した三浦大輔監督作品『愛の渦』などで第88回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞を受賞。TVドラマでは連続テレビ小説「まれ」(15/NHK)、大河ドラマ「麒麟がくる」(20-21/NHK)、「ミステリと言う勿れ」(22/CX)などで存在感を放つ。主な映画主演作品に、『二重生活』(16/岸善幸監督)、『世界は今日から君のもの』(17/尾崎将也監督)、『止められるか、俺たちを』(18/白石和彌監督)、『チワワちゃん』(19/二宮健監督)、『さよならくちびる』(19/塩田明彦監督)、『あのこは貴族』(21/岨手由貴子監督)、『ほつれる』(23/加藤拓也監督)など多数。24年は新日曜ドラマ「厨房のありす」(NTV)で主演を務めるほか、宮崎駿作品の舞台「未来少年コナン」(5/28~東京芸術劇場シアター・ドラマシティ)に出演している。 稲垣 貴俊 INAGAKI Takatoshi ライター/編集者。海外映画を専門に、評論やコラム、インタビューなど幅広い文章を、書籍・雑誌・映画パンフレット・ウェブメディアなど多数の媒体で執筆する。国内舞台作品のリサーチ・コンサルティングも務め、近年は『パンドラの鐘』(杉原邦生演出)や木ノ下歌舞伎作品などに参加。