パリ五輪銅のフルーレ女子団体4選手らが「フェンシングのまち」沼津市に凱旋…ロス五輪でも共闘へ
パリ五輪で銅メダルを獲得したフェンシング日本代表フルーレ女子団体チームの宮脇花綸(27)、東晟良(せら、25)ら4選手やスタッフが13日、五輪前に最終合宿を行った沼津市での「凱旋セレモニー」に出席した。「フェンシングのまち推進協議会」のメンバーや市役所職員ら約50人が集まる中、トークセッションや記念撮影などで盛り上がった。 沼津市とフェンシングの関係は深い。同市は2019年に日本フェンシング協会と包括協定を締結。東京五輪の事前合宿などを行い、「フェンシングのまち」として地域活性化を進めてきた。21年には駅近くに「F3BASE」が完成。日本代表合宿の拠点として使用され、今回のパリ五輪では金2、銀1、銅2のメダルを獲得。国別ランキングで1位に輝く大躍進を沼津市が支えてきた。 日本フェンシング協会の青木雄介強化本部長は「すべてがそろった環境。これからも使わせていただきたい」と、28年のロス五輪に向けても“共闘体制”を望んだ。何度も合宿に訪れている上野優佳(22)は、沼津市のお気に入りのものを聞かれ、「ロールケーキが好きなので、ぜひ(合宿で)差し入れをお願いします」と、おねだりした。 14日から同市の総合体育館で全日本選手権が開催される。今回、報告会に出席した4選手も出場。オリンピアンのしなやかな剣さばきに注目が集まる。
報知新聞社