メイド・イン・ジャパンも支える米名門コースのグリーン整備
全米オープン開催の際には、USGAが契約するメーカーを導入してコースメンテナンスを行うのが通例だが、数年前からバロネスを導入するロサンゼルスCCは「どうしてもグリーンだけはバロネスで刈りたい」と、昨年大会に向けても機種変更をしなかったという。バロネスの信頼性と高いクオリティの証明ともいえる。 パロスバーデスGCのメンテナンス部門最高責任者のスティーブ・マンリケス氏は言う。
「我がコースでは、グリーンとフェアウェイモアにバロネスを採用しています。ビッグメーカーにはそれ相応の良さがありますが、バロネスは比較的小さい会社なのでサポートがきめ細かい。もちろん、刃こぼれがないのは特筆ものです。大小メーカーそれぞれの良さを理解して、ウチの機械はミックスしています」 アメリカの名門ゴルフ場の裏方を、日本の技術が支えている。(JJ田辺カメラマン)