江口洋介「忍びの家」蒔田彩珠と再タッグ 約4年ぶり連ドラ主演「連続ドラマW 誰かがこの町で」放送決定
脚本は連続ドラマW「華麗なる一族」「沈まぬ太陽」の前川洋一、監督を『シティーハンター』(Netflix)や「ストロベリーナイト」(フジテレビ)などで知られる佐藤祐市、企画・プロデュースを青木泰憲が手掛ける。キャスト・スタッフのコメントは以下の通り。(編集部・入倉功一)
江口洋介(真崎雄一役)
力のある台本と、佐藤監督や青木プロデューサーの熱意から出演を決めました。 この作品は、集団と忖度の恐怖を描いた社会派ミステリーです。 社会が抱えている問題が殺人までつながってしまう人間の脆さを感じてもらえたら面白いかなと思います。 演じる真崎は、娘を亡くしたというつらい経験をしている中でも、必死に生きようと努力している人なので、自分の個性やこだわりは消して演じました。 小説としてもしっかりと描かれた作品なので、長ぜりふに苦労しましたが、視聴者の方を飽きさせない芝居を心がけて表現しています。最後までご覧いただけるとうれしいです。
蒔田彩珠(望月麻希役)
「連続ドラマW」には、小学生の頃一度出演させていただいていて、今回このお話をいただいた時には私も大人になったのだなと、うれしく思うと同時に身が引き締まる思いになりました。 初めて脚本を読んだ時、事件の謎を推理する面白さの裏側に登場人物たちの葛藤が描かれていて、あなたならどうする? と常に問いかけられているような感情を揺さぶられる怖さがあり夢中で読み進めました。 「この町」で起きる出来事は、誰かの住む町や職場、学校など身近で起こることかも知れません。主人公たちの思いが視聴者の方々の勇気につながればうれしいなと思います。
原作・佐野広実
自分の作品がドラマ化されるのは初めてです。活字と映像は別物なので、すべてお任せというつもりでした。楽しみ半分、不安半分で完パケを拝見し、文句のつけようがない出来に感服しました。実はすでに七、八回ほどは通しで見ています。江口さん、蒔田さんはじめ出演されたみなさんもまったく違和感なく、その演技に後半うるっときてしまったのは、原作を越えた映像の力でしょう。スタッフのみなさんが一体となっていい作品にしてくださり、その熱意が伝わってきました。日常の中で、誰もがうっかりすると同じような立場に置かれてしまうかもしれない。そのときどうするか。そんなことを思いつつ作品を楽しんでいただければと思います。