森優作「リトル森が言った」石原さとみとのドライブシーン「姉ちゃんに抱きついて良いだろうと」
俳優森優作(34)が6日、都内で、映画「ミッシング」(吉田恵輔監督)ティーチイン付き上映会に、主演の石原さとみ(37)らと登壇し、観客からの質問に熱心に答えた。 同作は、失踪した愛娘を探す家族の苦悩や事件を追うマスコミや世間の好奇な目にさらされる葛藤を描いた社会派作品。森は石原演じる愛娘を必死に探す母・森下沙織里の弟を演じた。 森は俳優仲間からも反響も大きかったとした上で「大学生の甥っ子から『まじすげぇ』って言われたことが一番うれしかった」と喜んだ。 石原は共演シーンも多かった森に「一瞬にして溶け込める、その生活感や空気が本当にうらやましい」と絶賛。姉弟のドライブシーンに石原は「あのシーンは何度かテイクを重ねたんですが、森君に『ハグして』って言われたことがショックで。私がこの空気を変えないといけなかったのに言わせてしまったことが申し訳なかった」と悔やんだ。 森は「大事なシーンだと思ったし、生半可な熱量で行けない。ただ、僕にはまだ毎回新鮮に行うテクニックもないので体を動かしていた時、『姉ちゃん役だから、姉ちゃんに抱きついて良いだろう』とリトル森が言ったんです。それに押されて言ってしまいました。角度を変えてエネルギーをもらうと状態が変わった。ありがたかったです」と石原に感謝した。 石原は「震えや熱を私から渡せなかったのかなと思いつつ、行動に移してくださったのは尊敬すべきアプローチの仕方でした」と振り返った。 細川岳(31)吉田監督も出席。