東芝ブレイブルーパス東京、東京サントリーサンゴリアスとの『府中ダービー』への意気込みを語る。
12勝1敗1分で、現在リーグワンのディビジョン1で2位。すでに2シーズンぶりのプレーオフ進出も決めている東芝ブレイブルーパス東京が、4月22日(月)、東京府中市で定例会見を行った。
事業会社の荒岡義和社長、トッド・ブラックアダーHC(ヘッドコーチ)、そして前日の三重ホンダヒート戦で、ケガから復帰を果たした日本代表FL(フランカー)リーチ マイケル キャプテンの3人が登壇した。
荒岡社長は「チームとして、最後まで負けないという意味では(昨季より)大きな進歩を遂げている。成績も高い勝率を誇っていますし、最後まで頑張ってくれると思う」と期待を寄せた。
ホストゲームの観客動員は、ワールドカップ後のシーズンであり、チームの調子が良かったこともあり、7試合の平均は9602人で、ディビジョン1では6位の数字で、昨季比は1.6倍増だという。
27日(土)に東京・秩父宮ラグビー場で行われる東京サントリーサンゴリアスとの「府中ダービー」で、13000人を超えれば、平均1万人に達する。またグッズやスポンサーフィーなども含めた、クラブ全体の売り上げも5億円(昨季は4億1000万円)を突破する見込みだという。
昨季5位から2位へと上昇した要因を聞くと、ブラックアダーHCは「自分たちのカンファレンスの方がタフだと思っていたが、3試合を残してプレーオフを決めることができてチームを誇りに思う」。
「アタックでストライクができているし、総合的にディフェンスでラインスピードが出せているところはよくできている。昨季と違うのはSO(スタンドオフ)リッチー・モウンガがいるし、リーチを含めて、2人が若い選手を引っ張るリーダーシップがある」と話した。
また、プレーオフトーナメントに向けて改善したいことを尋ねると、ニュージーランド出身の指揮官は「フォーカスしたい、良くしたいのはセットピース。ラインアウトをこの3週間で立て直したい。あとはディフェンス面。自分たちのエッジでのディフェンスを改善していかないといけない」。