「どうすればいいんだと…」青森県の豪雪災害で死者3人に 倒壊など建物被害は20件以上 インフラにも打撃
RAB青森放送
雪の事故も相次ぎ3人が亡くなりました。 弘前市貝沢の空き家では5日、70歳の男性が雪に埋もれた状態で見つかり亡くなりました。 1人で雪下ろしをしていたということで、警察は除雪作業中の事故とみて調べています。 板柳町深味の用水路でも4日、75歳の男性が亡くなっているのが見つかり雪下ろし中に誤って転落したとみられています。 十和田市法量では別荘に来ていた東京の80歳の男性が1日、命綱につながったまま宙づりになった状態で見つかり亡くなりました。 朝から屋根の雪下ろしをしていたということです。 他にも青森市や弘前市など5つの市町村で12人がけがをしました。 建物被害は、板柳町によりますと雪の重みで倉庫が壊れるなど5件の被害が確認されています。 ★被害を受けた男性は 「まさかこんなこと自分の小屋であると信じられないのでどうしようかなと どうすればいいんだという感じですよね」 「両親がりんご畑をやっているのでその農機具りんごで使うものとか全部中に入れていたのでそれも全部全滅」 「(こんな雪は)見たことないです本当に」 RABの取材では弘前市や黒石市などで20件以上の被害が発生しています。 農業施設ではビニールハウスの破損やりんごの枝折れなど3件が確認され、県は7日までに全域で巡回調査を進めるとしています。 また6日午後3時現在5つの市と町でおよそ70戸が停電しています。 さらに青森市や平川市など4つの市と町の一部でKDDIの通信障害が発生し、復旧のメドは立っていません。 JRの在来線は奥羽本線と津軽線大湊線で55本が運休しました。 青い森鉄道は59本が運休しました。