トヨタの4代目「ソアラ(Z40系)」デビュー。オープンモデルに変身する電動メタルトップを採用し600万円で登場【今日は何の日?4月3日】
最後のソアラは電動メタルトップを採用
2001年に登場した4代目(Z40系)ソアラは、3代目以上に日本よりも北米をはじめとする海外市場を意識した高級クーペとなった。 流線型のフォルムに、パワートレインは当時のトヨタのフラグシップ「セルシオ」と同じ最高出力280psを発生する4.3L V8 DOHCエンジンと電子5速ATの組み合わせ。 最大の特徴は、電動で開閉できる“電動格納式メタル(アルミ)トップ”の採用で、約25秒でクーペ→オープン、オープン→クーペへと変身できるハードトップだ。 電動メタルトップ搭載の4代目は、シングルグレードで車両価格は600万円、ちなみに当時の大卒初任給は19.7万円程度(現在は、約23万円)だった。 この4代目を最後にソアラの名前は消滅。2005年に「レクサスSC」へ一本化されたが、そのレクサスSCも2010年に生産を終了した。 曲面を多用したグラマラスなコンバーチブルの4代目ソアラ、高級クーペとして魅力的ではあったが、初代や2代目の直線基調のシャープなソアラに憧れた昭和の人には、いささか違和感があったのではないだろうか。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
竹村 純