“祖母の言葉に涙”「日本のバスケを盛り上げる使命」河村勇輝がルーキーイヤーに圧巻の6冠に輝く
今季のプロバスケットボールリーグ・Bリーグ の年間表彰式「B.LEAGUE AWARD SHOW 2022-23」が、2日、都内で行われました。 注目は日本代表で横浜ビー・コルセアーズに所属している河村勇輝選手です。 河村選手はチームに加入して3年目ながら、Bリーグの規定で今季がルーキーイヤー。得点やアシスト、スティール、リバウンド、ブロックなど主要なスタッツ(記録)で自身過去最高の大活躍をみせました。 ファンの間では授賞式の前から「河村選手がいくつの賞に輝くのか」が話題となっていました。 一番最初に発表された、ファンやリーグを最もわかせた選手に贈られる「ココロ、たぎる。賞」に選ばれると、立て続けに「アシスト王」「最優秀インプレッシブ選手」も受賞します。 河村選手は壇上で「小さい頃から田臥勇太選手や富樫勇樹選手を見て夢や希望をもってやってきた。次は僕の番。みなさんに希望を与えられるように頑張っていきたい」と話しました。 これだけでは終わりません。この後「新人賞」を受賞すると、「シーズンベストファイブ」にも選出されます。さらに、最後に発表された「シーズン最優秀選手賞(MVP)」にも輝きました。 結局、河村選手は6冠を達成。史上初めて新人賞とMVPの同時受賞という快挙も成し遂げました。 そして、河村選手の祖母からの祝福の手紙が読み上げられると、終始ポーカーフェースだった河村選手の目から、涙がこぼれます。 河村選手は「背中を押し続けてくれた両親、祖母に改めて感謝したい」と話し、加えて「これからの日本のバスケットを盛り上げていって欲しいという使命を与えてくださったと解釈している」と8月に開幕するワールドカップに向けても心強い決意を表明しました。