”見当たり捜査員”が居酒屋後に歩道で寝込み 容疑者の顔写真175枚など入ったリュック盗まれる 盗んだ疑いで男を逮捕
大阪府警の男性巡査部長が泥酔して歩道に寝込み、公開手配されていた容疑者など175枚の顔写真が入ったリュックサックを盗まれていたことが分かりました。 大阪府警によりますと、捜査共助課に所属する男性巡査部長(42)は今月15日夜、大阪市内の居酒屋で同僚ら6人と飲酒した後、1人で駅に向かっていた際に歩道で寝込み、持っていたリュックサックを盗まれました。 リュックの中には、大阪府警や他府県警が公開手配していた容疑者の顔写真など175枚の顔写真が入ったポーチがあり、巡査部長は16日午前2時すぎに通行人に声をかけられて、盗まれたことに気づいたということです。 その後約130人態勢で捜査を進めたところ、巡査部長が2軒目の居酒屋を出て約4分後、自転車に乗った男がリュックを盗んだことが判明し、警察は窃盗の疑いで大阪市西成区の無職の男(46)を逮捕しました。 男は顔写真が入ったポーチをゴミ捨て場で捨てたと話しているといい、警察は顔写真などはすでに焼却処分されたとみています。 また、巡査部長は上司の許可を得ずに顔写真を持ち出していたということで、内部規定に違反している可能性があるということです。 大阪府警の井上光浩・刑事総務課長は「このたびは不適切な管理により、捜査資料を窃取されるという事態を招き、府民に不安を与えたことについて、お詫び申し上げます。今後は捜査資料の適切な管理がなされるよう、指導を徹底してまいります」とコメントしています。
ABCテレビ