ようやく立山で初冠雪 観測開始以降2番目の遅さ
富山地方気象台は8日、立山の初冠雪を観測したと発表した。平年より27日、昨年より31日それぞれ遅く、観測史上2番目に遅かった。 初冠雪の判断は、富山市石坂の同気象台から職員が目視で行う。9、10月が記録的な高温になったことが影響したという。1939年の観測開始以降、最も遅かったのは77年の11月9日。 県総合運動公園や呉羽山の展望台には雄大な景色を眺める人の姿があった。砺波市の谷村めぐみさん(46)は「1カ月遅れでようやく見られた。雲もなく、これぞ富山のシンボルという景色だ」と喜んだ。 8日朝の最低気温は、氷見1・9度、富山4・9度など全10観測地点で今季最低の冷え込みとなった。