「音の匠」鹿島建設を顕彰、オーディオ業界にも影響 JAS
日本オーディオ協会(JAS)は25日、今年度の「音の匠」に鹿島建設が開発した立体音響技術「OPSODIS(オプソーディス)」のプロジェクトチームを選定したと発表した。 【関連写真】昨年は、500年ぶりに「第3の聞こえ」を発見した奈良県立医科大学学長の細井裕司氏を顕彰した JASは、12月6日の「音の日」に合わせ、音を通じて文化創造や社会貢献した人物を顕彰する音の匠を毎年実施している。 オプソーディスは、サウサンプトン大学と共同開発した技術。ホール設計の事前音響シミュレーションに用いただけでなく、民生用オーディオ機器にも応用されている。6月にクラウドファンディングでプロジェクトを実施して大きな話題となったほか、国内最大級のオーディオとホームシアターの祭典「OTOTEN2024」でも注目を集めた。 JASは「建設業界で開発された技術がオーディオ業界にも影響を与えたことや、長年の研究成果に敬意を表し、音の匠として顕彰する」と選考理由を述べている。
電波新聞社 報道本部