若きクリムゾンレッドを束ねるディフェンスリーダー。ヴィッセル神戸U-18・山田海斗は今度こそ「3度目の正直」を手繰り寄せる 【NEXT TEENS FILE.】
過去2シーズンの神戸U-18は、後半戦に驚異的な巻き返しを見せてきた。2022年シーズンは7勝3分け1敗。2023年シーズンは9勝2敗。どちらもタイトルには一歩届かなかったとはいえ、その経験は今季のチームがここから挑む残り11試合にも、小さくない希望の灯をともしてくれるはずだ。
まだ春先のこと。リーグが開幕したばかりの頃に、山田が話していた言葉を思い出す。「無駄な失点を減らすことはみんなが意識できてきていますし、先制される試合だったり、内容が良くない試合もあるかもしれないですけど、そういった時に勝ち切れるチームが強いと監督も常に言ってくれているので、そういうところを全員が意識したら結果は付いてくると思います」
このチームに残されているプレミアリーグの試合を“11”から“12”に増やし、最後の最後にみんなで日本一の優勝カップを掲げるため、山田は経験してきたものすべてを目の前のピッチへ還元し、チーム全員の力を結集して、今度こそ『3度目の正直』を手繰り寄せる。
土屋 雅史
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