ユベントス史上最強!伝説の英雄5人。輝かしい歴史を作り上げた偉大なカリスマたち
GK:ジャンルイジ・ブッフォン(元イタリア代表) 生年月日:1978年1月28日 在籍期間:2001年7月~2018年7月、2019月7月~2021年7月 通算成績 :685試合539失点 主な獲得タイトル:セリエA(10回)、コッパ・イタリア(5回)、スーペルコッパ・イタリアーナ(6回)、FIFAワールドカップ(1回) 世界最高のGKの一人、ジャンルイジ・ブッフォンはまさにユベントスの英雄だ。アレッサンドロ・デル・ピエロに次ぐ通算685試合に出場し、21個のタイトルを獲得。在籍18年間クラブを支え続けたブッフォンは、象徴と呼ぶに相応しい存在だろう。 パルマで頭角を現したブッフォンは、2001年に当時のGK史上最高額となる5290万ユーロ(約74億円)でユベントスに加入。同年にフラムに移籍したエドウィン・ファン・デル・サールに代わり、正GKに抜擢された。鋭い反射神経によるセービング、後方からの指揮、優れたポジショニングなど、GKに必要なもの全てを備えるこの男は、ベテランとなってもそれらを高レベルで発揮。17年に渡りゴールマウスに君臨し続け、セリエA10回、コッパ・イタリア5回、スーペルコッパ・イタリアーナ6回と多くのタイトルをもたらした。 個人としても02/03シーズンにUEFAクラブ年間最優秀選手賞(現UEFA欧州最優秀選手賞)を受賞。ドイツワールドカップ優勝を果たした2006年には、FIFAワールドカップゴールデングローブ賞を受賞するなど、ブッフォンはユベントスだけでなく、イタリアサッカーの歴史に名を刻んでいる。2020/21シーズンいっぱいでユベントスに別れを告げ、パルマへと移籍。2023年8月に現役引退を発表した。
FW:アレッサンドロ・デル・ピエロ(元イタリア代表) 生年月日:1974年11月9日 在籍期間:1993年7月~2012年7月 通算成績 :705試合290得点172アシスト 主な獲得タイトル:セリエA(6回)、コッパ・イタリア(1回)、スーペ コッパ・イタリアーナ(4回)、UEFAチャンピオンズリーグ(1回)、UEFAスーパーカップ(1回)、FIFAクラブワールドカップ(1回) ユベントスという世界最高峰のクラブを語る上で、最も重要な選手がいる。それがアレッサンドロ・デル・ピエロだ。在籍19年間で残した705試合290得点172アシストという記録は全てが歴代最多。華麗なテクニックで世界中を魅了したデル・ピエロのプレーは、イタリアの偉大な芸術家 “ピントゥリッキオ“の名を用いて表現された。 1993年にデビューを飾ったデル・ピエロは、2年目の94/95シーズンにスクデット(セリエA優勝)を獲得。ロベルト・バッジョらが付けた背番号「10」を継承した95/96シーズンには、11試合6得点3アシストの活躍を見せ、ユベントスをチャンピオンズリーグ(CL)初優勝に導いた。この年を含め、ユベントスは3季連続でCL決勝に進出している。自身3度目のスクデットを獲得した97/98シーズンには、公式戦32得点を記録。その年のセリエA最優秀選手賞を受賞した。 その後も数々のタイトルを獲得したが、05/06シーズンにクラブのスキャンダルが発覚。ユベントスはセリエBに降格となってしまった。しかし、デル・ピエロが出した決断は残留。多くの主力選手が去る中チームに留まり、1年でのセリエA復帰に大きく貢献した。35歳を迎えた09/10シーズン以降は控えに回ることが増えたが、ユベントス最後の年となった11/12シーズンにはセリエA無敗優勝を達成。有終の美を飾り、シーズン終了後に世界中のファンに惜しまれながらの退団となった。 ユベントス退団後は、オーストラリアのシドニーFC、インドのデリー・ディナモスFC(オディシャFC)でプレーし、2014年に現役引退を決断した。