タグ・ホイヤーとKithがコラボ! 「TAG Heuer Formula 1 | Kith」発表
タグ・ホイヤーを代表するモデル「タグ・ホイヤー フォーミュラ1」とKithがコラボレーションした限定モデルが発表された。全10モデル展開で日本では5月6日から発売される。 【写真を見る】10モデルのカラーバリエーションをチェックする
伝説のモデルが鮮やかにカムバック
多くの時計コレクターにとって、最初に手に入れた時計のひとつである「タグ・ホイヤー フォーミュラ1」。Kithの創設者であるロニー・ファイグもそのひとりだ。「タグ・ホイヤー フォーミュラ1」は、タグ・ホイヤーの名を冠した最初の時計として1986年に発売されて以来、時計好きの間で永く愛され続けており、その伝説のモデルが、ライフスタイルブランド「Kith」とともに鮮やかに蘇った。 モータースポーツやレーサーをリスペクトし、高精度な時計機器を供給し続けてきたタグ・ホイヤーと、ユニークで革新的なアプローチでファッション業界の旗手となり注目を集めるKith。両者がコラボレートした「TAG Heuer Formula 1 | Kith」は、現代の技術を搭載しつつ、大胆なカラーリングで80年代の雰囲気を纏っているのが特徴だ。 ■オリジナルを踏襲したデザイン 「TAG Heuer Formula 1 | Kith」は、オリジナルモデルをリスペクトし、1986年に製造されたモデルで使用したものとまったく同じ金型を使用している。そのためにわざわざ当時のサプライヤーを探し出したという。また当時のモデルは風防にプラスチック製クリスタルを使用していたが、アップデートされた本モデルではサファイアガラスを採用。ストラップもプラスチックからラバーストラップへとアップグレードされた。 ■ブランド史上初のコラボロゴ さらに本作ではタグ・ホイヤーの歴史において初めて、コラボレーションパートナーのロゴとタグ・ホイヤーのロゴを融合させている。ダイヤル、ラバーストラップ、ケースバックに「Kith」と「Heuer」を組み合わせたシールドロゴの再構築バージョンを搭載。またダイヤルには、Kithのモットーでもある「Just Us」の文字も記されている。 ■全10ラインナップで、Kithのショップ限定モデルは7種類 コラボモデルは、SSブレスレットエディションとラバーストラップエディションの計10モデル展開。そのうち7モデルはKith限定モデルで、世界各地にあるKithのショップをオマージュしたカラーリングになっている。ラバーストラップモデルは、レッド(東京)、ブラック×イエロー(トロント)、グリーン×イエロー×レッド(ハワイ)、クリーム(マイアミ)、マットブラック(NY)で、各250本限定。SSブレスレット仕様のブルーベゼル×SSブレス、グリーンベゼル×SSブレスのモデルは各350本限定だ。 ■タグ・ホイヤーのショップ限定モデルは2種類 タグ・ホイヤーの店舗のみで販売されるのは、ベゼルとストラップにグリーンを配したモデルと、ブルーを配したモデル。どちらもブラックPVDケースにブラックダイヤルダイヤルを備える。2色の限定モデルは各825本限定で、日本では5月6日から、一部の直営店で販売予定。 ■タグ・ホイヤーとKithの両店舗で販売される限定モデル コレクションのハイライトとなるのが、ブラックベゼル×SSブレスレットに、エッグシェルカラーのダイヤルを配したタグ・ホイヤーとKithの両店舗で販売されるモデル。1986年バージョンを彷彿とさせるヴィンテージ風のダイヤルカラーが特徴で、現代の技術とレトロな雰囲気が醸し出すマニア垂涎の一本だ。1350本限定。 今回のコラボモデルはオリジナルを忠実に再現しており、カラーコンビネーションから細部のディテールにいたるまで、さまざまな要素を取り入れている。オリジナルフォルムの時針、12時位置のトライアングル表示、ドットとシールドが交互に配置されたインデックス、ミニッツマーカーなど個性的な意匠に注目して欲しい。また全てのモデルに時計のカラーを踏襲した特別ボックスが付属。さらに、10本の限定モデルをすべて収めたコンプリートボックスも登場する。
編集と文・遠藤加奈(GQ)