トヨタはモリゾウ? 日産はGT-R? ホンダは?? スバルは??? 10年前の読者500人が思い描いた国内メーカー8社のイメージ
【三菱の2013年のイメージ】今も、少し前も、きっとこれからも、ランエボが一番だ
三菱はランエボである。2010年の35%には及ばないが、4人に1人、25%がランエボと答えるほど他を圧倒している。 ようやく次期ランエボの開発が動き始めたようで、三菱ファンもひと安心といったところか。またベストカーで連載中のRSベースのオリジナル特別仕様車計画が読者を刺激したのならうれしいところだ。 ちなみに付随する意見としてランエボがWRCを席巻していた頃の三菱はすごかった。「マキネン最高!」とか、「ランエボは三菱に必要なんだ。ランエボXIの開発凍結なんかもってのほかだ、限定でいいから早く発売しろ!」という声もあって、三菱ファンはとにかく熱いぞ。 2位は12.5%でi-MiEVが入る。EVの三菱というイメージは確かにあるが、ランエボの半分に過ぎないところが、EVの現状を物語っている。 3位のミラージュは昨年久しぶりに復活したことから妥当なところ。 4位のPHEVはアウトランダーPHEVのことだが、まだどのようなクルマか、知られていないので期待値としてはなかなか高いといえるだろう。あと3カ月もすれば、口コミから話題になってぐんと上がってくるはずだ。 5位がラリー。WRCのワークス活動撤退からすでに7年が経過しているが、全日本ラリーほか世界各国でランエボは活躍中で、その速さとともに色あせないイメージとなっている。 ベストカーはクリーンディーゼルという答えが少数意見にとどまったのが惜しいと思うところ。デリカD:5にも搭載されただけにもっと盛り上がってほしいところ。クリーンディーゼルによってデリカD:5の人気も必ず浮上するはずだから、三菱ももっとアピールしなくちゃいけないだろう。 もう一点今年発売されるeKワゴン後継となる軽自動車への期待も少なかった。情報が出てきていないから仕方がないが、三菱ファンの皆さん忘れないでくださいよ。
【マツダの2013年のイメージ】「ロータリー」を「SKYACTIV」が抜くのはいつの日か?
昨年登録車で14.7%も販売台数を伸ばしたマツダは、SKYACTIVによってエコなイメージを獲得。2010年とはがらりとイメージが変わっているかな?と思いきや1位は堂々のロータリーで、2010年の38%まではいかないが、31.6%と圧倒している。 もちろん昨年はRX-8が絶版になったメモリアルな年でもあり、復活を願う気持ちが強いのはわかる。あんなに気持ちよく回るエンジンはロータリー以外ないし、エコじゃないとわかっているけれど、なくなっちゃうと寂しいものです。 エコと両立するスポーツモデルとしてロータリー車が欲しい。ロータリーはやっぱりマツダの象徴なのだ。 2位はSKYACTIVだ。昨年登録車で14.7%も販売台数を伸ばしたのはこの技術により、エコカー減税やディーゼルが補助金を受けられるメリットがあったからこそ。 CX-5に続きアテンザも好調なようで、アクセラの登場する今年もSKYACTIVには大いに期待できそうだ。 3位は「Zoom-Zoom」。CMの音楽とともに、とてもキャッチーだからアタマから離れない。うまいコピーだと思う。SKYACTIVとZoom-Zoomは、エコでも走りの楽しさは失わない、マツダ車のクルマ作りを表わす2本の柱になっている。 4位が亡霊のように蘇るRX-7。根強いというか本当に熱いファンがいるのだと感心させれる、今をときめくクリーンディーゼルよりもRX-7のほうが上位というところがマツダファンの思いのたけだろう。いやはや参りました。 いっぽう少数意見になっているのがロードスター。2010年は3位だったのに今や7位。スポーツカー不遇の時代だけれど、2014年にはフルモデルチェンジするとされ、そろそろ気になるところ。 他社に比べると新しいイメージがいくつか加わって、マツダの前途に期待を抱かせる結果といえそうだ。