このままだと失敗…。前半戦ガッカリだったJ1の新戦力(7)開幕スタメン→ベンチ外…。愛するクラブに戻り屈辱
2024シーズンの明治安田J1リーグは折り返し地点を過ぎた。新戦力が活躍して飛躍したチームがある一方で、期待の新戦力がハマらずに苦しんでいるケースもある。今回は、今季J1のクラブに加入した選手で期待通りにいっていない選手をピックアップして紹介する。※各データは6月23日時点『transfermarkt』を参照。
DF:井上詩音(名古屋グランパス) 生年月日:2000年4月25日(24歳) 前所属クラブ:ヴァンフォーレ甲府 2024リーグ戦成績:2試合0得点0アシスト 井上詩音は、専修大学を卒業して2023シーズンにヴァンフォーレ甲府でプロとしてのキャリアを始めた。J2で30試合に出場し、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でも5試合に出場し、充実のプロ1年目を過ごした。そして、今季からは名古屋グランパスに加入している。 井上は、大学進学まで名古屋の下部組織で育った選手で、移籍が決まった際にはクラブ公式サイトで「生まれ育った名古屋の地で、新たなエンブレムと共に再びプレー出来ること、誇りに思います」と述べていた。 成長して戻ってきた姿を見せたい井上だったが、ここまではうまくいっていない。開幕戦の鹿島アントラーズ戦で先発してJ1デビューを飾ったものの、0-3の完敗だった。名古屋の守備全体が良くなかったとしても、井上のパフォーマンスが優れなかったことも事実で、ほろ苦いデビューとなっている。 名古屋はその後、新加入のハ・チャンレが活躍し、河面旺成の復帰もあって、井上はベンチ入りすら難しくなっている。名古屋にとっては、将来を見据えての獲得であるはずだが、ここまで満足のいくスタートとはなっていない。
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