ダイエットを続けるために、我慢のしすぎはNG。血糖値の上昇を緩やかにするコンビニ商品の選び方とは?
2019年に実施された厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、週に1回以上、持ち帰りの弁当や惣菜を利用している20歳以上の男女の割合は、それぞれ40%以上だそう。ビバランスダイエット協会代表理事の齋藤好美さんは、忙しい主婦でも簡単に取り入れられる「コンビニ3品ダイエット」というダイエット食事法を考案しました。今回は、ダイエット法のなかから、「昼ごはん選びのコツ」を紹介していただきます。 【書影】1日3食、きちんと食べて、痩せて、健康になる!齋藤好美・濱裕宣『カロリー気にせず食べて健康に痩せる コンビニ3品ダイエット』 * * * * * * * ◆昼ごはん選びのコツ(1)お昼は「糖質」多めでOK! お昼は、夜ごはんまでの時間が空くので、しっかり食べておきたい食事です。 痩せようと思うと、つい主食の糖質を抜きがちですが、ご飯やパン、麺に含まれる糖質は体や脳の大切なエネルギー源。 食べると血糖値は上がりますが、満腹感を得やすいので、お腹が空きすぎてドカ食いしたり、ダイエットが続かなかったり……ということを防げます。 そのため、昼ごはんのあとは、夜まで食べない時間が長めにあるので、比較的、糖質が多くなってもよしとします。 ただし、全体的に量が多すぎると眠くなったり、集中力が欠けてしまったり、ということがあるので、腹八分目にしておきましょう。
◆GI値って何? GI値とは、Glycemic Index(グライセミック・インデックス)の略で、食後の血糖値の上昇率を表します。 GI値が高いご飯、パン、麺を食べると血糖値が上がるので、控えたほうがいい、食べないほうがいい、という意見もあるでしょう。 たとえば、白ご飯よりは精製されていない玄米ご飯のほうがGI値が低いです。玄米ご飯のほうが栄養価が高く、効率よく栄養素を取り込むことができるので、とてもいい食材だと思います。 ですが、GI値を気にしすぎるより、家族や子どもたち、大切な人と楽しく食事をすることのほうが大切です。 また、食べたいものを我慢してストレスを感じてしまうとしたら、無理に我慢することはないのではと思うのです。 本記事でご紹介する組み合わせでは、GI値の高いご飯やパン、麺も登場しますが、組み合わせ次第で、血糖値の上昇を緩やかにして食べることができます。 血糖値が急上昇しないような工夫をする、それが「コンビニ3品ダイエット」です。