24年度成長、0.4%どまり 車生産や中国向け輸出不振
政府は25日、2024年度の実質国内総生産(GDP)成長率を11月に示した前年度比0.7%増から0.4%増に引き下げる試算を明らかにした。主力産業である自動車の認証不正問題に伴う生産停滞や、経済が低迷する中国向け輸出が振るわないことなどが響いた。25年度は賃上げや各種の経済対策が個人消費を下支えするとして、成長率は1.2%増と見込んだ。 24年度GDP成長率は7月には0.9%増と示しており、段階的な引き下げが続いている。ITサービスなど先端デジタル分野の輸入の増加もマイナス要因となった。