エジプトで学校支援へ「ベースボールや日本文化を知ってもらう」 JICA海外協力隊メンバーの22歳男性
JICA海外協力隊のメンバーとしてエジプトで学校支援に当たる京都府長岡京市勝竜寺の山本涼仁さん(22)が市役所(開田1丁目)を訪れ、中小路健吾市長に2年間の活動に向けた意気込みを語った。 山本さんは長岡第八小、長岡第三中、京都文教高の出身で、兵庫県内の大学で健康やスポーツを学んだ。大学教員がJICA隊員の経験者で、自身も海外に関心があったため、応募。JICAの訓練所で2カ月間集中してアラビア語を学ぶなど準備を進めてきた。 エジプトではカイロから車で東へ約1キロのエル・オブール市で、小学校を回りながら活動する。中学高校の体育の教員免許を持っており、授業方法の提案や運動会の企画運営などを行う予定という。 他にも小学校から大学まで16年間取り組んだ野球や高校時代に触れた茶道などを伝えたいといい、「ベースボールや日本文化を知ってもらい、人づくりにつなげられれば」と思い描く。教員を志しており、「教育界でも自分と違う価値観の中で生きる力が大事といわれる。たくさんの人とふれあいたい」と話した。